帰ってきたぎんちゃん

~脱走猫ぎんちゃんを外飼い猫に~

横になって眠るぎんちゃんのお腹が呼吸で上下するのを、ただ、眺めているのが好きだ。この感覚をどう表現すればいいのだろう。傍らに小さな生き物が息づいていて、この同じ世界を、私とは異なるひとつの意識で受け止めている。そんな当たり前のことを感覚のみで存分に味わう。濃密な時間の中に入って行く・・・。(2018/06/24)


元気厳禁

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「一所懸命な様子は殺気をかもしだす」

そうだ、そうだった。
猫が特に苦手なやつだ。
人間にだって心当たりはある。
同調できる時は良いのだが、
寝起きに「おはようございます😊😊😊😊😊」とテンション高めのアナウンサーを見ると疲れるとか、
一日忙しくしてぐったりな時に明石家さんまは思わずチャンネル変えるとか、
そういうやつだ。殺気を感じてしまうのか、そうか。

猫科の動物が一日の殆どの時間を眠って過ごしているのはそうでないといざという時の集中力、瞬発力が出ないのだと。
そういうものらしいので、多分、うっすら眠くてテンション低めが彼らの通常なんだろうな。
だいたい、一番テンションの低い人間のほうに寄ってくるし、病気で具合の悪い時のほうが側にいたりする。元気いっぱいの子供の声に耳をイカにする。

そもそも、気配を消して無視し続けたからこそなんとかくつろいでくれるようになっていったのだった。最近焦ってがんばっちゃってるわそういえば。私、猫好きだけど犬っぽいんだよな(笑)


遊んでほしいな~と、昨日はグラスメジャー持参。
やはり反応はいまいち。
面倒なのでジーンズの後ろに尻尾のようにひっかけて普通に動いていた。食いつくほどじゃないけどこっちのほうが良いみたいだったな。
だいたい、座っていればそばに来るけど立ち上がると逃げるもので、このまま四つん這いになって猫のふりでもし続けようかなんてことは、ちらっと思っただけでやるつもりは無いよ当然。

ほんとうは私だってちっとも元気なんか無いんだからありのままでいりゃあいいだけだ。殺気厳禁!