帰ってきたぎんちゃん

~脱走猫ぎんちゃんを外飼い猫に~

横になって眠るぎんちゃんのお腹が呼吸で上下するのを、ただ、眺めているのが好きだ。この感覚をどう表現すればいいのだろう。傍らに小さな生き物が息づいていて、この同じ世界を、私とは異なるひとつの意識で受け止めている。そんな当たり前のことを感覚のみで存分に味わう。濃密な時間の中に入って行く・・・。(2018/06/24)


いつもと違うものがあると怖い?

朝、一階に降りるといきなり、「あんなとこに猫ハウス置いたからぎんちゃん来ないじゃないのっ!」と母に怒られた。
朝のごはんは母の担当。昨晩、「そろそろもう少しくつろいでくれるかも?敷地内で眠ってくれるといいなあ」と、保護宅時代からぎんちゃん愛用の、布のおうちを玄関口に置いておいたんだけど・・・・。やっぱり、いつもと違うものがあると警戒しちゃうか。長年の愛用グッズでもダメかーびびったかー、かわいそうなことしちゃったか。。。。

朝ごはん抜いちゃったので、夕方は少し早めかな?と、ちょいちょい様子見してたけど、いつもの時間ぴったりに現れた。「にゃん・・・・。」待ち合わせの約束をした覚えは無いんだけど、いつも時間に正確だ。時計持ってるのか?動物ってすごいな。

カリカリを見て、おもむろに不満そうに後ろを向く。「昼ごはんはおやつとセット」って、一度やったら決められてしまったみたいね。「はいはい、ちゅーる欲しいのね・・・」それとも、朝食べられなかったからスネてる????

ちゅーるのほうから完食、カリカリ山盛りいっぱいは少し残した。ん?こっちに来そう!まじ?わくわく・・・・と、私の10cm脇を足早にすり抜けた。ちがうか。。。邪魔だったのか。。。😒
1メートルほど離れたところまで行き、丹念に顔を洗ってから、ゆっくりと去って行きました。「ぎんちゃんバイバ~イ、またね~❤」お別れの”にゃん”は無いのね・・・・ま、猫ってそうだけどな!

あ、そろそろ写真撮れるかなと思ってたのに、カメラ持ってくの忘れてたわ。あと、そろそろ猫エサ買っとかないと。中にいた時よりよく食べるし、ちゅーるが無いと不満そうだしね。

猫って人間を躾けるんだよなあ。。。。。。完全に弱みに付け込まれている。「こんなごはんじゃあたしもう来ないわよ?」来るくせに!腹が減ったら来るくせに!!!